どこから始めるSOA?

2008年8月26日 at 8:40 午後



今まで、SOAの概念的な所をずっと説明してきました。

今まで説明したSOAは「企業システムの全体最適を

柔軟にできる」という点でとても良さそうですよね。



そう、SOAの概念はとてもいいんです。



ただし、これは、私もSOAの担当になる前から思っていたことなのですが、

「SOAって概念はよさそうだけど、実際はどうなの?」と思ってました。

失敗しているプロジェクトも多数あるらしいし、

実際、”SOA” “失敗”というキーワードでググると

389,000件ヒットしています。





そしてそれ以外にも多くのネガティブなイメージをSOAに

抱いていました。



私が持っていたSOAに対するネガティブイメージ



● 失敗しそう

● 実装が難しそう

● どこから手を付ければいいか分からない

● 覚えることが山ほどありそう



これは、実際にSOAを導入する時に気をつけなければならない点

だと思うのですが、失敗しては元も子もありません、また実装が

難しければ勉強する時間が多くかかりすぎて、工数が高くつきます。

そして、企業システムの全体最適を行うといっても、どこから手を

付けていけばいいか、手をつけてもいいのかなんて分かりません。



さらに、現在SOAを実現しようと思うとWebサービス系のXML技術

を大量に学ばなければなりません。

これらの技術の取得はITエンジニアに対して今後も強いる事になると思います。



では、SOAはどこから始めればいいのでしょう?



現実的に考えると、「将来像を見据えて、できる所からやりましょう」

というのが1つの解ではないかと思います。



「企業のIT基盤システムの全体最適」を一度に全てやり始めると

時間もお金もたくさん掛かってしまいます。また失敗のリスクも

たくさんでてきます。



一方、どの会社でもかけられる予算は決まっていますし、

プロジェクトの失敗は許されないものです。



これを踏まえてどのようにして将来あるべき「企業システムの全体最適」に

向かっていくかについてですが、

マイルストーンをいくつかに区切って(システムの規模により異なりますが)

小さい所、できる所(データ連携やWebサービス化)から少しずつ始めて行けば

リスクを抑え最終的に柔軟性のあるシステムを構築する事ができるようになります。

そしてエンジニアも、全てのWebサービス関連技術(WS-**)を把握しなければ

できないなんて思わなくても、SOAP,WSDL等の基本的な技術を抑えた後に

序々に学んでいけばよいのです。



企業のシステムを将来柔軟性あるものにしたいと考えていても、

どこから始めればいいか分からない方は、是非我々にご相談ください。

経験豊富なエンジニアがそのノウハウやデザインパターンを持っています。



SunのSOA製品はオープンソースをベースに非常に低価格で、さらに

標準準拠されていますので、ベンダーロックインなんてことも発生しません。






SunのSOA: Sun Java CAPSの紹介ページへ


実際に検討してみたいという方は是非、弊社の営業経由でお問い合せください。




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SIP Servlet(JSR-289) Specification Final Release GlassFish v3 TP2に関するドキュメント


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