GlassFish v2.1 and SailFin 1.0 リリース
アクエリウムでアナウンスされておりますが、
GlassFish v2.1とSailFinがリリースされました。
http://www.sun.com/software/products/appsrvr/
http://www.sun.com/sip
上記の製品は、今すぐダウンロードしてご使用いただけますが、
価格の詳細等を含むプレスリリースは2月に発表される予定です。
また、Grizzlyのメーリングリストで私も初めて知ったのですが、
SailFinではGrizzlyの実装が2つ含まれるようです。
HTTPのコンテナとしてはGrizzly 1.0.22が使用され、
SIP ServletコンテナとしてはGrizzly 1.8.6が使用されているようです。
PS.
GlassFish v3になると、(修正:Java NIO 2で実装されるため、
修正理由は:本エントリのコメント欄をご参照 )
Java SE 6以上が必須となる予定です。(GlassFish v3はJava SE 5で使用できないようです。)
Entry filed under: Application Server/GlassFish. Tags: GlassFish, SailFin.
1.
さくらば | 2009年1月25日 7:46 午後
NIO 2 は Java SE 7 ですけど…
2.
Yoshio Terada | 2009年1月25日 9:31 午後
さくらばさん、
すいません。NIO 2の導入はJava SE 7からなのは
理解していたのですが、完全に私の説明が間違えてました。
現時点で正確に言えるポイントは下記の2点になります。
● Grizzly 2.0はNIO 2のライブラリを使用する
● Grizzly 2.0はJDK 6をサポートする (hence can use API)
私が下記のように書いてしまった理由は、2番目のポイントに
ありました。
「GlassFish v3になると、Java NIO 2で実装されるため、Java SE 6以上が
必須となる予定です。(GlassFish v3はJava SE 5で使用できないようです。)」
2番目の部分は先日GrizzlyのMLでJDK 6をサポートするか否かの
投票が行われたのですが、結果として承認されました。
また、(hence can use API)に関連する内容で、今月初旬に
GrizzlyのMLにnio-discuss@openjdk.java.netのメールが転送され、
NIO 2のライブラリがJava SE 6にバックポートされる
内容が含まれていました。(ご参照:文末に添付した抜粋)
今月初旬に転送されたバックポートのメールと、先日の投票結果の
(hence can use API)の意味より、Java SE 6にNIO 2がバックポート
されることで、Grizzly 2.0をJava SE 6でサポートできるようになると
私の方で勝手に推測し、前述したような内容を記述してしまいました。
現時点で正確に言える事実は上記の2点になります。
混乱を招く表現をしてしまい申し訳ありませんでした。
また、ご指摘頂きまして本当にありがとうございました。
JDK 6でNIO 2のサポートについての投稿
http://mail.openjdk.java.net/pipermail/nio-discuss/2009-January/000150.html
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Subject: Re: NIO.2 on JDK6
Date: Wed, 07 Jan 2009 11:35:55 -0800
From: Martin Buchholz <martinrb@google.com>
To: Tiago Cury <tiago.curyz@gmail.com>
CC: nio-discuss@openjdk.java.net
References: <40500690-4E16-4E7D-AE06-EA52B2766736@gmail.com>
On Wed, Jan 7, 2009 at 11:14, Tiago Cury <tiago.curyz@gmail.com> wrote:
Hi,
> Any chance to run NIO.2 on JDK5/6 ?
Not today, but I would like to work on a backport in the next few months.
Martin
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Martinが一人だけしか反応していませんので、これが実際に
Java SE 6にバックポートされるか否かまで確証がとれておりません。
Result of VOTE:
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On 2009/01/23, at 0:01, Jeanfrancois Arcand wrote:
OK, thanks to anybody that has voted. We have also discussed the topic during our weekly meeting and comes to the following conclusion:
+ Grizzly 1.x will stay forever with JDK 5 (no usage of JDK 6 API)
+ Grizzly 2.0 will requires JDK 6. The decision has been taken because:
2.0 is a complete re-write of Grizzly, and backward compatibility will partially supported, at least for the framework (http API will stay there (Adapter/GrizzlyAdapter/GrizzlyWebServer), we have decided that we will also require a JDK upgrade.
Let us know if you have strong opinion against this democratic vote 🙂
A+
— Jeanfrancois
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3.
さくらば | 2009年1月25日 9:58 午後
寺田さん、丁寧にお答えいただきありがとうございます。
だいたいの経緯が分りました。
個人的には NIO 2 がバックポートされた Java SE 6 がリリースされることはないと思います。6u10 でも新規の API は追加されなかったことから分るように、アップデートリリースでの API の追加はないと思います。
しかし、NIO 2 を単独でパッケージングし、それを SE 6 上でも動作させるということはありそうですね。
4.
Yoshio Terada | 2009年1月25日 10:38 午後
櫻庭さん、
ご指摘感頂きまして、本当に感謝しております。
自分で後から読んでも混乱を招く表現であった
と思います。
詳細に説明できて良かったです。
確かに新たな追加をアップデートで入れるより
単独パッケージの方が現実的ですね。
ありがとうございました。