GlassFish v3 リリース間近ですね。
GlassFish v3 のリリースも間近となりました。
今日、GlassFish v3 のアップデートツールを
確認した所、日本語管理画面用のモジュールが
追加されてましたので早速、更新して試してみました。
GlassFish v3 を既に試して頂いた方はご存知かと
思いますが、結局 GlassFish v3 の管理画面は
GlassFish v2 ベースの画面構成となっています。
以前、こんな案もありました。
GlasFish v2.x から GlassFish v3 になる事で、
アーキテクチャは大幅に変更されるのですが、管理画面は
GlassFish v2 とさほど変わりがないので、今まで、
GlassFish v2 を使ってくださっていた管理者に
とっては新たに覚える事が少なくてすみそうです。
(心配されていた管理者の方ご安心ください。)
実際に、管理画面のダンプをいくつかとってみました。
今回、新たに追加された点は、JRuby 対応という事で、
管理画面上から JRuby のコンテナに関する設定を
編集できるようになっています。
ちなみに皆様、管理画面を見て何か気付かれました?
もうちゃんと日本語対応されてますね。
(クリックで拡大)
また、変更点ですが、
すぐ気付く点としては、アプリケーションの配備部分が
大きく変わっています。
GlassFish v2 までは Web アプリケーション、EJB
アプリケーションそれぞれにアプリケーション配備用の
ツリーが用意されていましたが、GlassFish v3からは、
「アプリケーション」ツリーから全てのアプリケーション
に対する配備を行うことができるようになります。
画面を見ると Ruby Application も追加されていますね。
(クリックで拡大)
あともう一つ、ネットワーク設定方法が変更されていました。
GlassFish v2 では「HTTP リスナー」と「仮想サーバ」の設定は
同一階層のツリー上で設定を行っていましたが、GlassFish v3
からは独立して設定を行うようになっています。
新たに「ネットワークリスナー」、「プロトコル」、
「トランスポート」、「スレッドプール」の項目が追加されています。
(クリックで拡大)
これは、誤解しないで下さい、項目が増えた事により管理が
複雑になったわけではなく、GlassFish v2 では手動でパラメータ
設定をしなければならなかった部分が管理画面に統合されたと
思っていただければ分かりやすいかと思います。
管理画面内でできるようになった事でチューニング等は
やりやすくなるのではないかと思います。
御参考:GlassFish v2.1 のHTTPリスナー設定画面
(クリックで拡大)
GlassFish v3.0 は位置づけとして開発者用に提供するため、
企業の本番環境で使うために必要なクラスタ機能等を持ちませんが、
GlassFish v2.x から比べて進化しています。
開発者の皆様は、Java EE 6 を試すために是非、GlassFish v3.0 を
ご利用ください。
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