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GlassFish v3 PreludeでWebSynergy
今日はGlassFish v3 PreludeでWebSynergyを動かしてみました。
WebSynegyについては既に色々な方が紹介してくださっていますが、
来年の初めにリリース予定のSunの新しいポータルサーバです。
現在、ベータ版の位置づけの製品が利用可能ですのでちょっと試してみました。
WebSynergyは下記より入手可能です。
今回、私はGlassFish v3 PreludeとWebSynergyがバンドルされている
バイナリを使用しました。同一の物は下記より入手可能です。
websynergy-gfv3.zip
上記より入手していただいた後、zipを展開してGlassFishを起動してください。
> cd websynergy-gfv3/glassfish/bin > asadmin start-domain domain1 Name of the domain started: [domain1] and its location: [/websynergy-gfv3/glassfish/domains/domain1]. Admin port for the domain: [4848]. |
起動した後、GlassFishの管理画面にアクセスすると下記のように
管理コンソールを読み込みはじめますので、しばらくお待ちください。

管理コンソールが読み込まれると下記が表示されますので、日本語化を行います。

管理画面から”Update Tool”を選択してください。
その後、下記の画面が表示されますので、下記にチェックを付けて
“Install”を行います。
● glassfish-management-l10n
● glassfish-web-gui-l10n
● glassfish-jdbc-gui-l10n
● glassfish-gui-l10n
● glassfish-nucleus-l10n

インストール前にパッケージのライセンスの同意確認画面が
表示されますので、それぞれチェックしてください。


インストールが正常に完了すると下記の画面が表示されます。

GlassFishの再起動を行ってください。
> ./asadmin stop-domain domain1 ドメインの停止を待機しています ……………………………………………………………………. ……………………………………………………………………. ………………………. > ./asadmin start-domain domain1 開始されたドメインの名前: [domain1] と その位置: [/websynergy-gfv3/glassfish/domains/domain1] ドメインの管理ポート: [4848]。 |
GlassFishが完全に起動した後、管理コンソールにアクセスしてみます。
すると日本語の管理画面が読み込まれるようになります。

また、GlassFishでサービスを提供しているデフォルトのポート番号
(8080)にアクセスしてみます。するとGlassFishが正常に稼働している事を
確認できます。

さて、それではもう一度管理コンソールに戻ってGlassFishにデプロイされている
Webアプリケーションの一覧を確認してみてください。
既に多くのWebアプリケーションやポートレットがデプロイされている事を
確認できます。

このWebアプリケーションの一覧から”websynergy”を選択してください。
選択すると下記の画面が表示されます。
※ ここでコンテキストルートを確認してください。コンテキストルートが
”/”に設定されています。しかし先ほど、サービスの確認において
http://localhost:8080/でアクセスした際、Webアプリケーションは
実行されていませんでした。
これは、恐らくバグと思われます。

そこで、websynergyのコンテキストルートを”/”から変更してください。
ここでは、”/”から”/ws”に変更します。


さて、以上ですべて準備が整いましたので実際にポータルサーバにアクセスして
みます。ブラウザよりポータルサーバへ接続してください。
ここでは、ブラウザでhttp://localhost:8080/wsを入力します。
するとリダイレクトが行われ下記のURLに自動的にアクセスします。
http://localhost:8080/web/guest/home
正常にポータルサーバが起動されていると下記の画面が表示されます。

さて画面が英語のままではちょっとやりにくいので、日本語化してみましょう。
画面下部に”Amin User”がいますので、このユーザを使います。

“Admin User”のリンクを押下すると下記の画面が表示されます。

画面中より、”Welcome Admin User!”と書かれているコンボボックスを
押下すると”Add Application”が表示されますので、これを押下してください。

すると画面の左部に”Add Application”のコンボボックスが表示されます。
この中で、”Tools”を選択し、”Language”を追加(Add)してください。
すると下記の言語を国旗で選択できるポートレットが追加されます。

追加されたポートレット中に日本の国旗が表示されていますので、
これを押下します。

ボタンを押下すると下記のように画面が全て日本語に切り替わります。

デフォルトのインストールでも非常に多くのポートレットが含まれてます。

また、レイアウトも自由にカスタマイズする事ができるようになっています。

また、Linked inやTwitter等も埋め込む事ができます。

結構いい感じに仕上がってますね。是非、ポータルサーバとしてWebSynergyもお試しください。
正式版が出てくるのを楽しみにしています。
PS.
日本語へのローカライズの部分でこの訳どう?というような物もありますが、(^_^;)
いずれ治ってリリースされると思います。
GlassFish v3 Prelude管理画面の日本語化
GlassFish v3 Preludeはインストール後に、管理画面のモジュールを
自動的に取ってきてインストールするのですが、GlassFish v3の
管理画面の日本語化もかんたんにできます。
GlassFish v2ではアップデートツールが別のコマンドで用意されて
ましたが、GlassFish v3Preludeでは管理画面内にアップデートツール
(更新ツール)が統合されています。
この更新ツールで、ローカライズのパッケージを入手し、インストール後
再起動を行うと、管理画面の日本語化も下記のようにかんたんにできます。
さらには、ヘルプも既に日本語化されていました。
GlassFish Day – GlassFish v3 Prelude
今日の日本時間の夜中1時からGlassFish Dayが開催されていました。
私も時間の問題で全てに参加しているわけではありませんが、
夜中の3時頃から起きて参加しています。
今回のGlassFish DayではGlassFish v3に関連する新しい機能や
特徴、仕様のアップデート等が紹介されています。
また、GlassFish v3以外にGlassFish ESBについても発表がありました。
GlassFish v2ではできなかった、再デプロイ時にセッション情報を引き継ぐ
機能や、JSF 2.0でAjaxに対応する等、今までGlassFish v3の大きな特徴として
紹介されてきたOSGi対応以外にも非常に多くの機能や特徴が紹介されていました。
現在、下記のサイトよりダウンロードできるようになった、GlassFish v3 Preludeは
来年のJavaOneでリリース予定の正式版GlassFish v3のお試し版(開発者用)として試せるものです。
EJB 3.1等Java EE 6もGlassFish v3 Preludeで試していただけます。
GlassFish v3 PreludeではJPA1.0が使用できます。JPA2.0はGlassFish v3で使用できるようになります。
※ エンタープライズ機能等はまだ本番環境用には実装されていませんので、
本番環境ではまだ使用しないでください。
追記:
エンタープライズ(クラスタ等)機能が含まれてませんが、開発環境で使用される場合は、
Sun GlassFish Enterprise Server v3 Preludeとして
SunからGlassFish v3 Preludeも正式サポートされるようです。
少しずつ明らかになって来たGlassFish v3の全貌について、興味のある方は、
発表内容が(英語)後からもみれるようになっていますので、
見て頂ければと思います。
GlassFish v2とGlassFish v3 Preludeの違い
GlassFish v3 Preludeのダウンロード
GlassFish Dayのプレゼン内容(英語動画)