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GlassFish と Tomcat の違い Part 4



GlassFish と Tomcat の比較について何度か説明してきていますが、
(過去記事)

実際のところ、GlassFish は Tomcat より何が便利なのでしょうか?



今日は、Tomcat ユーザがかかえる問題である「管理の手間について」

管理作業を軽減するために、GlassFish の便利な管理機能について紹介します。



さて、皆様、まず Tomcat でシステムを構築したとしましょう。

この時、サービスが構築時に予想した範囲のアクセス数、処理数で

十分な場合は何も問題がありませんが、サービスが成長してきて

1台のマシンでは処理を裁ききれなくなった場合はどのようにして

システムを拡張していますか?

Tomcat を利用している方は、1台づつマシンにインストールして

1台づつ ログインしては設定を行っていると思います。







設定変更がさほどない環境であればこれでも我慢ができるかもしれません。

しかし、アプリケーションの開発において DB のリソースを追加したいことや、

新しいアプリケーションを追加したい場合も多々あるでしょう。

そのような時、Tomcat では毎回1台づつログインして設定を変更しなければ

なりませんでした。

同じ設定を行うのに1台づつログインして設定して再起動してというような

作業は面倒ではありませんか?

また、作業の数が増えれば増える程、XML ファイルの設定ミス等が発生します。

設定ミス等でアプリケーションが正常に起動しないなんてことで困ったことはありませんか?





GlassFish を利用するとこのような手間と設定ミスのリスクを大幅に軽減してくれます。

インストールは各マシンに行っていただく必要がありますが、リソースの追加や設定変更、

アプリケーションサーバの再起動のために、毎回各システムに対してログインをしなくても済みます。

GlassFish では “ドメイン管理サーバ”(DAS)と呼ばれる1つのアプリケーションから

全てのアプリケーションサーバの設定、たとえばリソースの追加や、起動、停止、

配備、配備取り消し等の操作を行うことができるようになるでしょう。







また、クラスタというアプリケーションサーバのインスタンスの共通グループを

作成する事で、同一クラスタ(グループ)に所属する全てのインスタンスに対して

同一の設定を行いたい場合、たった1回の操作で全てのインスタンスに対して

同じ設定を行うこともできるようになります。

これにより、XMLの編集ミスといった初歩的なミスを大幅に軽減することが

できるようになり、サービスの成長に伴い台数がいくら増えても管理の手間は

増えず、管理時間も大幅に軽減されるようになります。



Tomcat ユーザの皆様?

1台づつログインして設定して、設定をコピー&ペーストして面倒ではありませんか?



中規模から大規模なサービスを展開する場合、この GlassFish が持つ管理機能はとても

便利です。Tomcat の管理で面倒だと感じている管理者の皆様、是非一度

GlassFish を触ってみてください。



設定方法に関する参考資料:

GlassFish のクラスタと負荷分散構成

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2009年4月20日 at 2:04 AM

Tomcat の valve 機能を GlassFish で利用



GlassFish と Tomcat の違いについて説明したり、

マイグレーションについても説明してきましたが、

今日は、Tomcat でアドバンスドな管理を行っている方に

既存資産 (Tomcat valve) の流用について紹介します。



Tomcat の valve 機能を使ってアドバンスドな管理をなさって

いらっしゃる方はいらっしゃいますか?

もしくは、Tomcat の valve を独自に実装しているので他のサーバに

移行するのをためらっていらっしゃる方はいますか?



そのような方はご安心ください。

GlassFish でも Tomcat の valve 機能を利用することができます。



そもそも、valve とは何ぞや?という方もいらっしゃると

思いますので、かんたんに valve の機能について説明します。



Tomcat の valve は HTTP クライアントからのリクエストやレスポンスを

実際に処理する前(後)に、何か別の処理を行うことができる

機能です。これを利用することで、各リクエストに対する

デバッグなども行うことができるようになります。



例えば、Tomcat では リクエストダンプバルブという valve が

デフォルトで用意されておりますが、これはリクエストや

レスポンスのヘッダ、クッキーの情報をログファイルに

出力してくれます。そしてログを確認することでかんたんな

デバッグを行うことができます。



また、独自に実装した valve を設定することでより高度な

デバッグ/監視などを行うこともできるようになります。



Tomcat を高度に利用されている方は、この valve の機能を

独自に実装し、管理・監視を行っている方もいるかと思います。



その方は恐らく、既存の資産を捨てて GlassFish に移行するのを

躊躇するかもしれません。



でもご安心ください。若干の修正で GlassFish でも Tomcat の

valve を利用することができます。



Grizzly の開発者である Jean-Francois は元々 Tomcat も

開発していました。

そして、valve の機能を流用できるように、GlassFish 上で

Tomcat の valve を使用する方法を公開しています。



Jean-Francois Arcandのブログ:
Extending GlassFish’s WebContainer

GlassFish Wiki:Tomcat の Valve をどう変換すれば GlassFish で動作しますか?



PS.

Sun の Inner CIRCLE でも GlassFish vs Tomcat の記事がレポートされてます。


GlassFish vs Tomcat 徹底比較検証

~アプリケーションのパフォーマンスと使いやすさ、敏捷性を重視する方、必見!~

2009年3月31日 at 8:01 PM

GlassFish と Tomcat の違い Part 3

今日は、Tomcat ユーザへ GlassFish のお薦めとして
違いと GlassFish の良さについて紹介します。

以前も、Tomcat の比較を書いたのですが中途半端だったので、
改めて比較して報告します。

過去の記事:
GlassFishとTomcatの違い Part 1.
GlassFishとTomcatの違い Part 2.

Tomcat は JSP, Servlet の参照実装として、世の中で非常に多くの
環境で使われてきました。
この Tomcat も元々、実は Sun と JServ のエンジニアに
よって作られた物なのですが、その魂はもちろん GlassFish にも
引き継がれています。

ポイント:
これまでのServlet, JSP の参照実装:Tomcat
これからの JavaEE の参照実装:GlassFish

2つの製品の最も異なる点は Tomcat は単なる Web コンテナで
GlassFish は Web コンテナだけではなくトランザクション管理や
リソース管理が充実し、EJB コンテナも含むという点です。
また、Tomcat は小規模環境には向きますが、GlassFish は
小規模から大規模環境まで柔軟に対応できるサーバなのです。
例えば Tomcat で、JSP, Servlet を動かすだけであればかんたんですが、
エンタープライズな環境に対応するためには、後から色々と
むずかしい設定を行ったり、別のモジュールと連携させるための設定などが
必要になります。

一方、GlassFish はオールインワンで提供されていますので、小規模から
大規模まで、ユーザのニーズに応じてサービスが成長した段階で、拡張を
柔軟に行うことができます。

Tomcat の選択理由:
一般的に Tomcat の選択理由として下記のポイントが言われます。

● 無料で利用できる
● 使いなれている
● Tomcat はインストールもかんたん
● Tomcat は使いやすい、設定が簡単
● 統合開発環境(Eclipse,NetBeans)との連携がかんたん(もしくは連携済み)

これは、Tomcat だけではなく GlassFish でも同様のことが言えます。

● 無料で利用できる
まず、Tomcat は無料で利用ができる。
この点は、GlassFish もサポートが必要の無いお客様は、
開発環境、本番環境を問わずご利用いただくことができます。

● 使い慣れている
この点だけは経験的な内容なので、GlassFish に早くなれて頂く他ありません。
決して操作は難しくありませんので、敷居が高いと思わずに気楽に試して
ください。

● インストール
次に、Tomcat はインストールも簡単。
確かに、Tomcat はファイルを入手し unzip するだけで利用できます。
もしくは、インストーラを実行してウィザード形式でインストールができます。

一方、GlassFish は OSS 版の場合下記の手順でインストールします。
(若干めんどう?でもたった4ステップです。)

OSS版の場合:
1. ファイルを入手
2. java -Xmx256m -jar filename.jar
3. chmod -R +x lib/ant/bin
4. lib/ant/bin/ant -f setup.xml

商用ライセンス購入されたお客様の場合:
商用版の場合、インストーラを実行(かんたんウィザード)
するだけでインストールできます。

ウィザードを使ったインストール方法のご参照:
SDC連載記事:GlassFishではじめるアプリケーションサーバのかんたん構築

OSS 版の場合、4つのステップが必要ですが、
いずれにせよ、インストールはそんなに面倒な手間はありません。
また、将来的に GlassFish v3 では OSS 版にもインストーラが付属したり、
unzip しただけで、そのまま使うことができるような方法も検討しています。

● 設定
まず、管理方法の違いについて比較してみましょう。
Tomcat の管理はすべて server.xml の XML ファイルの編集が必要です。
XML の設定内容をちゃんと理解していないと危険です。
例えば、8005 ポートにアクセスしてサーバの停止が可能なサービスが
デフォルトでオープンされていたりします。

<Server port=”8005″ shutdown=”SHUTDOWN”>

一方、GlassFish は GUI/CLI で管理を行うため
XML ファイルを直接編集する必要はありません。
XMLの構文を覚える必要はなく、GUI を使った視覚的に
分かりやすい管理画面でかんたんに管理ができるようになります。
また、管理画面へのアクセスも認証無しでは利用できませんし、
危険なポートもデフォルトでオープンされていませんので安心です。

● 統合開発環境との連携
Eclipse や NetBeans で開発を行っている方は Tomcat との連携が
簡単にできます。
GlassFish もまた Eclipse, NetBeans といった統合開発環境との
連携がかんたんにできます。NetBeans の場合はデフォルトで
GlassFish をバンドルしています。

Eclipse との連携については以前書いた下記のエントリをご参照ください。
GlassFishとEclipseの連携方法について

ここまで、Tomcat の選択する理由が GlassFish でも同様に
あてはまることを説明してきましたが、GlassFish は決して
敷居が高く、扱うことが難しいサーバではありません。

Tomcat で十分と思っている方が周りにいらっしゃる場合、
是非、食わず嫌いにならず試してください。

次回移行はもう少し細かい比較を行って行きたいと思います。

2009年3月17日 at 2:05 AM


Java Champion & Evangelist

ご注意

このエントリは個人の見解であり、所属する会社の公式見解ではありません

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