Archive for 4月, 2017
de:code 2017 ご参加ご検討のお願い!!(DevOps トラックにかける意気込み)
今年も、日本マイクロソフトの年次最大イベント de:code 2017 を 2017年5月23日(火)~24日(水)の2日間、ザ・プリンス パークタワー東京で開催する事になりました。
オフィシャルサイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2017/
本イベントで、私は DevOps トラックを担当させていただく事になりました。そして本ブログ・エントリはDevOps トラックのセッション構成を考えた経緯や、このトラックに対するあつい思いを伝えたいと思います。
まず経緯ですが
私はエバンジェリストとして、昨年から今年にかけて日本全国を回り、多くのお客様や開発者の皆様とお会いしてきました。お届けする内容は DevOps だったりマイクロサービスに関する内容が多くありました。また実際に、お客様とハックフェストやワークショップも行ってきました。
その中で、数々のフィードバックをいただきましたが、次のような内容が少なからずございました。
- DevOps の前に TDD もしていない、やり方がわからない、追加コードのメリットがわからない
- DevOps の前にアジャイルもできていない、メリットがわからない、WF が
- DevOps どこから始めれば良いかわからない、怖い、製品売りにきた?
- 現状の仕事環境・組織では移行するのは困難
- そもそも未来の話をしている、現実感がない
もちろん、すでにメリットを理解し実現されている日本企業もたくさんございますし、実際にそうした企業の方々やエンジニアの皆様もたくさん存じ上げております。
しかし「Microsoft Love Developers !!」です。
今一度、興味があるけど実現ができていないという組織や個人に対して、基本的な所からたった2日間でしっかりと学べる環境を提供したいと考えました。
今回想定するセッション参加者の対象:
- 技術的、組織的になんらかの改善に取り組みたい方
- 最近 DevOps という名前を良く耳にし興味を持っているエンジニアやリーダ
- 実際にやってみたいけど、どこから手をつけていけば良いのかわからないエンジニア(開発者・運用者)
- 組織を効果的に改善したいと考えているリーダ、CxO
- サービス提供までのリードタイムを劇的に短縮したい企業・組織・グループ
このトラックから得られる物
どうすればできるのか、何から始めれば良いのか、そしてどうすれば現場のエンジニアがよりハッピーになれるのかを、このトラック全体を通じお届けしたいと考えております。
つまり、今年の DevOps トラックは最新情報だけではなく、今改めてしっかりと DevOps を実現するまでの道のりであったり、実現する事のメリット、さらにクラウド上でアプリケーションを構築・提供していくためのベストプラクティスをしっかりとお届けしようと考えております。
そして今回このトラック構成を実現するために、各分野で第一人者の皆様にお声がけし、ご登壇者様の皆様すべてに上記のメッセージを伝えました。そして皆様にご賛同、ご快諾いただきご登壇いただける事になりました。お忙しい中、ご快諾いただきました全てのご登壇者の皆様に心よりお礼申し上げます。
セッション一覧をご覧いただければ、お分かりいただけるかと思いますが「この製品を使えば DevOps です!!」なんて話はございません!!それぞれの企業に適した改善のやり方があるかと思います。開発者、運用者、リーダの方々、それぞれの皆様にコンテンツをご用意しています。どうぞご参加ください。
このブログをご覧いただく開発者の方で、自分のリーダに意識改革をしてもらいたい方、組織を変えたいと思われている方、もしくはリーダのお立場の方で、開発者に意識改革をして欲しいと思われている方、コミュニティ活動に参加していない社員の方に対して、しっかりと今の当たり前を知って欲しい方。
もしかしたら、マイクロソフトのイベントだったら会社が許してくれるという場合もあるかと思います。マイクロソフトで、面白いのやっているので参加しては如何ですか?とどうぞ会社内でオススメください。
日本のエンジニア・企業、そしてサービスにとって、今ある姿をなんらかの形で改善、そして自らがハッピーになるための2日間になれば誠に幸いです。
DevOps 関連トラックの歩きかた
開発者・運用者向け
- DO01:DevOps でリードタイムを8ヶ月から最短1週間まで短縮!! マネージャや開発チーム変化の赤裸々話
- DO02:Jenkins PipelineとBlue Oceanによる、フルスクラッチからの継続的デリバリ
- DO03:50 分でわかるテスト駆動開発
- DO04:アジャイル開発とスクラムから DevOps へ(仮)
- DO05:システムの信頼性を上げるための新しい考え方 SRE (Site Reliability Engineering) in Azure, on Azure
- DO06:Infrastructure as Codeでサービスを迅速にローンチし、継続的にインフラを変更しよう
- DO07:マイクロサービスに必要な技術要素はすべて Spring Cloud にある (仮)
- DO08:『変わらない開発現場』を変えていくために ~エンプラ系レガシー SIer のための DevOps 再入門~
- DO09:獲れたてOSS x DevOps!自動化三昧を満喫セヨ
- DO11:JOY, Inc. : あなたの仕事場での喜びは何ですか?
JOY, Inc. のご参考:書籍:ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント (Amazon) - DO13:楽天のクラウドストレージ使いこなし術 Azure と OSS で少しずつ進めるレガシー脱却
- DO14:日立が提供するコンテナを利用した大規模エンタープライズ・システム構築基盤のご紹介
- DO15:Yahoo! JAPANにおけるCloud FoundryとAzureを利用したハイブリッド・クラウド検証 (仮)
- DO16:Mesos 社による DC/OS on Azure Container Service (仮)
- AC05:マイクロサービスは分割がキモ!基幹システムのためのドメイン駆動設計
- AC06:クラウド・ネィティブなスケーラブル・アプリ開発のために ~ 12 Factor App on Kubernates on Azure
- MW07:OSS(Java Spring Boot) on Azureで構築するモバイルバックエンド
IT リーダの方向け