Archive for 6月, 2009
Open Cloud Innovation Forum の写真
今回のイベントで、私は発表や展示を行っていたので、
あまり写真を撮っていませんでしたが、いくつか撮った
物があるのでアップします。
基調講演から最後まで数多くのお客様にご来場頂きました。
ありがとうございました。
最後の写真は、今回のイベントに参加し最後まで残っていた社員の集合写真です。
Open Cloud Innovation Forum 発表資料
先日、Sun の Open Cloud Innovation Forum にご来場いただいた皆様
お忙しい中、誠にありがとうございました。発表原稿については別途
イベントサイトの方からも入手できるようになるかと思いますが、
私が担当した部分の資料については、ブログからも入手できるように
しておきたいと思います。
発表資料の入手はコチラ
今回の私の発表のポイントは、「Sun のオープンソースソフトウェアは
OS からミドルウェアを含めて全て Cloud Ready だ」という事について発表しました。
発表中、製品としては OpenSSO, MySQL, GlassFish Portfolio を紹介しました。
OpenSSO を使った Google Apps との連携、Amazone EC 2 上での GlassFish,
MySQL の利用、また Joyent ( ジョエント) のように PaaS 型のサービスを既に
提供している会社の紹介等、Sun のオープンソースミドルウェア製品は
既にクラウド上(Public/Private)で利用できるようになっています。
これから、クラウドのサービスを展開して行きたいお客様、
もしくはクラウドのサービスを提供されたい方それぞれに
メリットがある Sun のオープンソース製品をぜひご活用ください。
(同僚の今井さんに撮って頂きました。)
Open Cloud Innovation Forum
来週 6/25 木曜日六本木の東京ミッドタウンホール A,B にて
Open Cloud Innovation Forum が開催されます。
このイベントの中で大曽根さんと Sun のオープンソース
ソフトウェアについて発表を行います。
Cloud 環境で重要な役割を担う Sun のオープンソースソフトウェア
製品について大曽根さんからは、OpenSolaris 関連を、そして 私からは
GlassFish Portfolio, MySQL, OpenSSO 等を紹介させて頂く予定です。
17:10〜18:00
CT-4 : サン オープンソースソフトウェア ワールド
まだ若干席の方は空いているようですので、
是非お越し頂ければと思います。
お申し込みはコチラ
Sun GlassFish Enterprise Service Bus v2.1 リリース
本日、
Sun GlassFish Enterprise Service Bus v2.1がリリースされました。
入手先
これは、GlassFish v2.1 をベースにした物です。
● Support for GlassFish clustering in all components
● Intelligent Event Processor (IEP) Service Engine – Available in v 2.1
with Platinum level support. Enables complex event processing (CEP)
and event stream processing (ESP) using the Continuous Query Language (CQL)
● Scheduler Binding Component – Provides scheduling capabilities for
initiating JBI services and allows you to schedule triggers to launch
other JBI components.
● New Systems Support:
ー NetBeans IDE 6.5
ー GlassFish Enterprise Server 2.1
ー OpenSolaris 2008.11
ー Red Hat Linux AS 5 (32 and 64 bit)
ー IBM AIX 5L 5.3 (OS: 64 bit; JVM: 32 bit) (runtime support only)
● BPEL Service Engine
ー Support for validate activities
ー The ability to add JavaScript code to a business process as an activity.
● File Binding Component
ー Configurable options for on-demand reads that allow you to remove a file
resource after it has been read.
ー The ability to specify polling file names using Java regular expression-based
file name patterns. This is supported through a new file:message attribute
named fileNameIsRegex. Note that regex is not supported for output files.
ー The ability to specify a directory location for lock files rather than the
location being relative to the fileDirectory property.
This is supported through a new file:address attribute named persistenceBaseLoc.
● FTP Binding Component
ー The ability to specify a directory location for lock files using a new
ftp:address attribute named baseLocation.
● HTTP Binding Component
ー Support for OpenSSO Web Services Security (WSS) Agent, which allows the
HTTP BC to communicate with OpenSSO Enterprise 8 on a remote or local machine.
● LDAP Binding Component
ー Support for using connection pools.
● JMS Binding Component
ー Support for multiple queues with WebSphere Message Queue.
Java EE 6 について JavaOne 2009 Technical General Session での発表
Java EE 6 のスペックリードである Robert Chinnici が
Java One 2009 の Technical General Session で Java EE 6について
話をしています。
実際の発表内容:27分30秒あたり
Java EE 6 については 2年程仕様策定等の処理を行ってきましたが、
やっとリリースが近づいてきました。リリース予定は今年の秋(9 月予定)
今回の Robert からの発表内容の概要は下記の通りです。
各ポイントについての詳細は別途記載する予定です。
ー Java EE 6 のポイント:
●柔軟性
開発環境、本番環境共に柔軟性を持たせる
●かんたん開発
Java EE 5 に引き続き
●プロファイル
用途に応じた機能を抽出しプロファイルとして利用
●プルーニング
不必要な仕様の段階的削除
●拡張性
3rd パーティのライブラリを最小限の設定で利用可能
ー 技術詳細説明:
● Self Register
WEB-INF/lib 配下のライブラリを自動的に自己登録可能
(3rd Party,OSSライブラリの再利用がかんたんに)
● web.xml のフラグメント化(オプション化)
Servlet, Servlet Filter, ContextListener等の記載は不要に
● JAX-RS (RESTful Web サービスの追加)
Web サービス以外でも利用可能
● JSF 2.0
Ajax 対応のコンポーネントライブラリが利用可能に
かんたんに Web ページの作成が可能に
● Asynchronus Servlet
クライアントからの長時間接続が必要なアプリ
サーバ側からの Push/通知が必要なアプリに有用
ハイスケーラビリティ
● Bean Validation
Bean のバリデーションをあのテーションでかんたんに条件指定が可能
● EJB 3.1
EJB 3.0 からのアップデート
シングルトンオブジェクトやタイマーオブジェクトの利用が可能に
ー デモ:
● GlassFish Tools Bundle for Eclipse
● アプリケーションの再デプロイ時に既存のセッション情報を引き継ぎ
● Web アプリケーション中で OSGi バンドルの利用
詳細は、別途報告できればと思いますが、概要としては上記のような内容でした。
Roberto の発表内容を今すぐ確認されたい方は上記の動画をご確認ください。
基本的には、今まで得られていた情報が多かったのですが、
GlassFish v3 から追加された機能である、アプリケーションの
再デプロイ時に既存のセッション情報を引き継ぐデモや、
独自の OSGi バンドルを作成し利用するデモは今まで情報が
少なかったので、是非自分の目でご覧頂ければと思います。
SailFin Cafe (SIP Application Framework)
SIP アプリケーションのサーバ側のフレームワークである、
SailFin Cafe が公開されました。
これは JSR 289 の SIP アプリケーション(SIP Servlet 1.1.) を
かんたんに構築するためのフレームワークです。
SIP アプリケーションの開発をかんたんにする
SailFin のサブプロジェクトの一つである、SailFin Cafe を
是非お試しください。
https://sailfin-cafe.dev.java.net/
Java EE 6 チュートリアル
Java EE 6 のチュートリアルが下記の URL で公開されています。
http://java.sun.com/javaee/6/docs/tutorial/doc/index.html
JAX-RS 等まだ記載されていない箇所もありますが、
Java EE 6 を試したい方は是非ご利用ください。
GlassFish Portfolio の拡張版をリリース
今回の JavaOne で Sun は GlassFish Portfolio の拡張版をリリースしました。
今回リリースするバージョンには Java EE 6 の仕様に準拠した次期アプリケーション
サーバである GlassFish v3 のプレビュー版のサポートも含まれます。
GlassFish Portfolio は含まれる製品それぞれがオープンソース、ハイパフォーマンスな
アプリケーションプラットフォームです。
GlassFish Portfolio は、GlassFish Enterpirse Server, OpenESB, OpenMQ,
Liferay(Portal), Sun GlassFish Web Stack (Apache, Tomcat, Ruby, PHP,
Sun Web Server, Sun Proxy Server, squid etc.)などの製品が含まれます。
GlassFish Portfolio はスケーラビリティが高く、最も費用対効果を実現できる
Web アプリケーションのプラットフォームです。 GlassFish Portfolio を選択する
事で企業の TCO を大幅に削減することが可能になります。
また、GlassFish v3 の Preview 版を利用し Java EE 6 の正式リリースを前に
全ての新機能等をいち早く試すことが可能になり、早期に本番環境への移行も可能に
なります。
GlassFish Portfolio をご購入希望のお客様は是非、弊社販売パートナーまで
お問い合わせください。
Java EE 6/GlassFish v3 Preview 版について
Java EE 6/GlassFish v3 Preview 版は本日より利用可能です。
下記の URL から 最新の Java EE 6 環境を入手し是非試してください。
http://java.sun.com/javaee/downloads/preview/
GlassFish v3 Preview は Java EE 6 (JSR 316) の仕様に完全準拠したサーバです。
GlassFish v3 は OSGi (Apache Felix) のモジュールシステム上で動作し、
Java EE 6 で利用可能になる Profile にいち早く対応します。
Profile は特定の用途に応じて必要となるモジュールを選択できる仕組みを提供します。
最初のリリースでは、Web アプルケーションを構築する際に最低限必要なモジュールを
組み合わせた、Web Profile を提供します。
Java EE 6/GlassFish v3 についての詳細は下記等をご参照ください。
JavaEE6/GlassFish v3 参考資料
最後に、今回の GlassFish Portfolio のアップデートで GlassFish v3 Preview が含まれることにより、
開発者の方々はいち早く Java EE 6 を試すことができるようになるだけでなく、正式リリース前に発覚した
問題にも Sun として正式に対応できるようになります。
是非、来たるべき Java EE 6 の正式リリースに向けて準備を始めて頂くと共に、
安心してお使いいただく事のできる GlassFish Portfolio を是非ご検討ください。
JavaOne の基調講演で Larry Ellison 登場
今日から JavaOne 2009 がサンフランシスコで開催されています。
先ほど、基調講演があったのですがかんたんに概要だけ報告します。
今年は小さな発表として JavaSE7, JavaEE6 がありましたが、
大きな発表としては、JavaFX, JavaStore となっていました。
技術的には目新しい物は発表されなかったというのが今回の基調講演の印象です。
JavaFX については昨年よりもさらに進化していてJavaFX on TVと
いったように、ブルーレイのように TV の動画編集などを 100% Pure JavaFX
で記述するデモ等が発表されました。
また、JavaFXの開発ツールについても進化していて動画処理における
処理状況を表示するプログレスバーを追加するデモをコードレスで
行っていました。
また、JavaStore も本日より利用可能になるのですが、
これは、iPhone 等のAppStore と同じように Java のアプリケーションを
JavaStore から購入できるような仕組みを提供します。
これによって、既存の Java 開発者の方はこのサイトに置く事が
承認をされると、自由に使ってもらうことができるようになります。
まだ、ベータ版なのでフィードバックをたくさん下さいと James が言ってました。
是非、日本の皆様もお使い頂いてフィードバックを頂ければと思います。
デモでは、Mac 上の JavaStore ツールからアプリケーションを選択し
ドラッグ&ドロップでインストール、配備等ができるようなデモを
行っていました。
Jonathan からの紹介はここで終わりなのですが Jonathan から最後に
社長になってから3年間の Sun のリーダとして定義を感慨深く話していました。
今までこのような事は言ってはいなかったので、彼の中で
社長としての最後の仕事を全うしたという事なのでしょうか。
Jonathan から Scott にバトンタッチをし、最後は
皆様がそして私が期待していた通り、Oracle の Larry Ellison が
登場し、今後の Java, JavaFX について2人で話をしました。
現在の Oracle のミドルウェアは全て Java 上で動くように作られており、
Java はすばらしいものだ。
Sun の開発者に敬意を払うと共に、今後も Java については今まで通りやっていく。
また、今年の JavaOne でも大々的に発表のあった JavaFX の他
OpenOffice や Java その物についても Larry としても
すばらしい技術で今後もクローズドにすることなく Oracle と
Sun で協力してこれまでと同じことをやっていくと名言していました。
この発表を聞いた聴衆は拍手喝采をしていました。
まぁ、これで Java, JavaFX については Oracle に買収後も
今までと同様に使えることが分かったので安心ですね。
早口で話をしている所を聞き取れなかった所もあるのですが
概要としては上記のような感じでした。
間違えた事書いてたらどなたかご指摘ください。
PS.
私は、今年も JavaOne に行けませんでしたので、日本から聞いてました。
写真は、Mac に映し出した映像を撮った物です。
生写真でなくすいません。
追記:
この記事を書いた後確認したらもう内容を見れるようになっていました。
基調講演のリプレイ