GlassFish v3.1 の新機能概要

2010年12月21日 at 9:24 午前 1件のコメント

先日の JavaFX & GlassFish 合同勉強会で発表した資料とデモを公開します。

また、デモを行った際の手順も下記に記載します。

GlassFish v3.1の入手はコチラから

WebSocket サンプルアプリケーションの入手はコチラから


zip 版 GlassFish をインストールする為、unzip してください。

# unzip latest-web.zip


次にドメインを起動します。下記のコマンドを実行してください。

# asadmin start-domain

 


次にクラスタを作成します。下記のコマンドを実行してください。

# asadmin create-cluster cluster1

 


次に、SSH で操作ができるようログインパスワード(相手ノードのパスワード)
を “AS_ADMIN_SSHPASSWORD”に設定し、setup-ssh サブコマンドを実行してください。
※ setup-ssh サブコマンドは後に出てくるパスワードエイリアスが使用できないため、この時点では相手システムのパスワードを生のテキストファイルに記載し、設定完了後削除してください。

④ ノードへのログインパスワード設定

# echo “AS_ADMIN_SSHPASSWORD=password” > /tmp/password

 
⑤ SSH 公開鍵・秘密鍵の作成(ローカル)、authroized_keys の作成(リモート)

下記のコマンドを実行するとホームディレクトリの.sshディレクトリ配下にid_rsa、id_rsa.pubの2ファイルを作成します。また相手システムのホームディレクトリ .sshディレクトリ配下にauthroized_keysを無ければ作成し、公開鍵を追加します。これにより、SSH 経由で処理ができるようになります。

# asadmin –passwordfile=/tmp/password –interactive=false setup-ssh –sshuser root –generatekey=true glassfish-node1


下記のコマンドを実行すると、ドメイン管理サーバから相手システムに GlassFish のバイナリをインストールします。

# asadmin install-node –installdir /usr/local/glassfish3 –sshuser root –sshkeyfile ~/.ssh/id_rsa glassfish-node1

 

⑦ パスワード・エイリアスの作成
GlassFish v3.1 からパスワードのエイリアスを使用できるようになりました。管理パスワードの他、DB 設定においても生テキストのパスワードを入力する必要がなくパスワード・エイリアスを使用してセキュアな管理ができるようになります。

# asadmin create-password-alias ssh-password

 

⑧ パスワードファイルの作成 (bash の場合)

# echo “AS_ADMIN_SSHPASSWORD=${ALIAS=ssh-password}” > /tmp/p


パスワードエイリアスを設定後、パスワードエイリアスを指定したパスワードファイルを使用して GlassFish のノードを作成します。

# asadmin –passwordfile /tmp/p create-node-ssh –nodehost glassfish-node1 –sshuser root –sshkeyfile ~/.ssh/id_rsa –installdir /usr/local/glassfish3 node1


ノード作成後、クラスタ(cluster1)に含まれるインスタンスを作成します。

# asadmin create-instance –node node1 –cluster cluster1 instance1

 

⑩’ JDK のインストールパスを設定
システムに応じては JDK のインストールパスが異なるため 必要な場合 JDK のインストールパスを設定します。

# asadmin set “configs.config.cluster1-config.java-config.java-home=/usr/jdk/jdk1.6.0_23”


インスタンスを作成しましたので、インスタンスを起動します。

# asadmin start-instance instance1

 

⑫ GlassFish インスタンスの一覧表示
list-instances サブコマンドでインスタンスの一覧を表示する事ができます。

# asadmin list-instances

 

⑬ Cluster に対する WebSocket の有効化
GlassFish v3.1 から WebSocket を利用できるようになりました。GlassFish v3.1 で WebSocket を有効化するためには下記のコマンドを実行してください。

# asadmin set configs.config.cluster1-config.network-config.protocols.protocol.http-listener-1.http.websockets-support-enabled=true

 

⑭ WebSocket サンプルアプリケーションの配備
冒頭で示した URL よりサンプルアプリケーションを入手しデプロイしてください。

# asadmin deploy –target cluster1 grizzly-websockets-chat-1.9.26.war

Entry filed under: Application Server/GlassFish, GlassFish.

EJB 3.1 の Singleton はインスタンス単位で有効 Java EE の向かう先

1件のコメント

  • 1. Java EE の向かう先 « 寺田 佳央 – Yoshio Terada  |  2010年12月24日 6:26 午後

    […] 先日勉強会で GlassFish v3.1 の新機能をご紹介したばかりなので何を書こうかいろいろ悩んでいたのですが、やっぱり私は Java EE 関連のイメージが強いと思いますので、Java EE の最新情報についてお届けしようと思います。 […]


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