SJS Application Server with HADB 2台目インストール

2007年9月3日 at 12:05 午前

さて、今日はもう1台のマシン(appserver02:192.168.0.2)に対して

SJS Application Server 9.1 with HADBをインストールしましょう。



先日紹介したインストール方法と異なる点は、DASのコンポーネントはインストールせず、

管理コマンドと、ノードエージェントを追加するだけとなっています。

※ ドメイン管理サーバ(DAS: Domain Administration Server)はappserver01(192.168.0.1)

  に既に導入されています。



1. インストーラの起動



  SJS Application Server 9.1をインストールする為、下記のコマンドを実行して下さい。




> ./sjsas_ee-9_1-solaris-sparc.bin





2. インストール Wizard画面の表示



  インストーラを起動した後下記の画面が表示されます。

  インストールを続行する場合、「Next」ボタンを押下して下さい。







3. ライセンスの同意確認画面



  「Next」ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

  ここで、ライセンス条項に同意する場合「Yes」のチェックボックスに

  チェックを付け「Next」ボタンを押下して下さい。







4. インストール場所の指定



  「Next」ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

  ここで、Application Serverのインストール場所を指定します。

  デフォルトではインストール先として [/opt/SUNWappserver] が

  記載されています。インストールする環境に応じて適切な場所を

  指定して「Next」ボタンを押下して下さい。







仮に指定したディレクトリ名が存在しない場合、下記の画面が表示されます。

  [Create Directory] ボタンを押下してディレクトリを作成して下さい。







5. インストールするコンポーネントの選択



  「Next」ボタンもしくは [Create Directory] ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

  ここで、SJS Application Server 9.1のインストールするコンポーネントを選択します。







  DASの管理コンポーネントは別のマシン(appserver01)にインストールされていますので、

  「Command Line Administration Tool Only」を選択します。

  また、「Sample Applications」のチェックも外しておきます。



6. Java 2 SDKの指定



  「Next」ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

  ここで、SJS Application Server 9.1を稼働させる為に使用する

  Java 2 SDKを指定します。







  インストールを行うシステム上にJava 2 SDKが導入されていない場合は

  [Install Java 2 SDK (5.0)] にチェックを付け、SJS Application Server 9.1に付属の

  Java 2 SDKをインストールして下さい。

   Java 2 SDK が導入されている場合は、[Reuse existing Java 2 SDK]

  にチェックを付け、[Browse]ボタンより既存のJava 2 SDKを指定して下さい。

  チェックを付けた後、「Next」ボタンを押下して下さい。



7. SJS Application Server 9.1の管理設定



  ここで、SJS Application Server 9.1のDASに接続するために、

  必要な情報である、DASのサーバ名(もしくはDASのIPアドレス)

  管理者のユーザ名・パスワード・マスターパスワード・

  そしてノードエージェント名を設定します。

  設定項目入力後、「Next」ボタンを押下して下さい。







8. インストールオプションの選択



  「Next」ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

  ここでは、インストールを行う際に選択可能なオプションが指定できます。







  [※] Register Application Server



  ここで、Application Serverの登録チェックボックスにチェックをつけ

  「Next」ボタンを押下して下さい。



9. インストール前の事前確認



  「Next」ボタンを押下すると下記の画面が表示され、必要なディスク容量が存在するか否かを

  チェックします。







10. インストール前の最終確認



  十分なディスク容量が存在する場合、下記の画面が表示されます。

  内容を確認し、「Install Now」ボタンを押下して下さい。







11. インストールの実行



  「Install Now」 ボタンを押下すると、インストールが開始し下記の画面が

  表示されます。







12. インストール完了



  インストールが正常に終了すると下記の画面が表示されます。

  ここには、Application Serverの参考情報へのURL等が記載されていますので

  内容を確認し「Finish」ボタンを押下します。







13. ノードエージェントの起動



それぞれのマシン上で下記のコマンドを実行し、ノードエージェントの

プロセスを起動して下さい。



appserver01側のノードエージェントの起動



appserver1 > ./asadmin start-node-agent –user=admin appserver01

Please enter the admin password> [********]

Please enter the master password [Enter to accept the default]:>[********]

Redirecting output to /sun/SUNWappserver91/nodeagents/appserver01/agent/logs/server.log

Command start-node-agent executed successfully.





appserver02側のノードエージェントの起動



appserver2 > ./asadmin start-node-agent –user=admin appserver02

Please enter the admin password> [********]

Please enter the master password [Enter to accept the default]:>[********]

Redirecting output to /sun/SUNWappserver91/nodeagents/appserver02/agent/logs/server.log

Command start-node-agent executed successfully.





14. ノードエージェントの起動確認とクラスタ環境の構築



ノードエージェントを起動した後、ブラウザでSJS Application Server 9.1の

管理サーバに接続して下さい。

左側の管理コンポーネントのツリーの「Node Agents」を展開すると、

それぞれ、「appserver01」、「appserver02」のノードが追加されている事が

確認できます。









クラスタ環境の構築

この状態で、管理コンポーネントのツリーより「Cluster」を押下します。

すると上記の画面が表示されます。

ここで、クラスタ名として「app-cluster1」を入力します。

次に、クラスタ内に属するインスタンスを「New」ボタンを(2度)押下し指定します。



「New」ボタンを押下すると「インスタンス名」と「ノードエージェント」を

指定するフィールドが表示されます。

また、「Weight(重み付け)」の箇所は負荷分散を行う際の重み付けを指定しますが、

例えば、均等にアクセスを分散させる場合は、「50」、「50」と入力します。



補足:1/4のリクエストを「appserver01-instance1」に3/4のリケエスとを

   「appserver02-instance1」に振り分けたい場合は、それぞれの

   Weight(重み付け)欄に「25」、「75」と入力するか、もしくは

   「1」、「3」と記入して下さい。



各項目を入力した後、「OK」ボタンを押下して下さい。

ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。









15. クラスタ環境に対するアプリケーションのデプロイ



次に、構築したクラスタ環境に対してサンプルアプリケーションのデプロイを行います。

管理コンポーネントより、「Cluster」を選択し、「app-cluster1」を押下して下さい。

すると下記の画面が表示されます。ここで、右側の画面より「Applications」タブを押下します。







「Applications」タブを押下すると下記の画面が表示されます。

ここで、「Deploy…」ボタンを押下して下さい。







「Deploy…」ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

「Local packaged file or directory that is accessible from the Application Server 」の

ラジオボタンを選択し、「Browse Files…」ボタンを押下して下さい。







「Browse Files…」ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

SJS Application Server 9.1に付属する「clusterjsp」というサンプルアプリケーションを

選択し、「Choose File」ボタンを押下します。







「Choose File」ボタンを押下すると下記の画面に戻ります。

ここで、「Available Targets:」よりインストールする対象のクラスタ「app-cluster1」を

選択し、「Add >」ボタンを押下し「Selected Targets:」に追加します。

最後に、「OK」ボタンを押下しアプリケーションのデプロイを完了します。







アプリケーションのデプロイが正常に完了すると下記の画面が表示されます。







それでは、実際にインスタンスに対してアクセスし、サンプルアプリケーションが

動作しているかを確認してみましょう。

ブラウザを使用して、アプリケーションのインスタンスに接続して下さい。

デフォルトの設定の場合、それぞれ下記のポート番号になっています。



http://appserver01:38080/clusterjsp

http://appserver02:38080/clusterjsp














如何でしょう?

たった、1度の操作でアプリケーションを2台のマシンに配備できました。



次回は、Web Server 7で負荷分散(ロードバランサ)の設定を行います。




Entry filed under: Application Server/GlassFish.

クラスタ環境構築の準備 ロードバランサプラグインのインストールと設定


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