Archive for 2009年6月2日
GlassFish Portfolio の拡張版をリリース
今回の JavaOne で Sun は GlassFish Portfolio の拡張版をリリースしました。
今回リリースするバージョンには Java EE 6 の仕様に準拠した次期アプリケーション
サーバである GlassFish v3 のプレビュー版のサポートも含まれます。
GlassFish Portfolio は含まれる製品それぞれがオープンソース、ハイパフォーマンスな
アプリケーションプラットフォームです。
GlassFish Portfolio は、GlassFish Enterpirse Server, OpenESB, OpenMQ,
Liferay(Portal), Sun GlassFish Web Stack (Apache, Tomcat, Ruby, PHP,
Sun Web Server, Sun Proxy Server, squid etc.)などの製品が含まれます。
GlassFish Portfolio はスケーラビリティが高く、最も費用対効果を実現できる
Web アプリケーションのプラットフォームです。 GlassFish Portfolio を選択する
事で企業の TCO を大幅に削減することが可能になります。
また、GlassFish v3 の Preview 版を利用し Java EE 6 の正式リリースを前に
全ての新機能等をいち早く試すことが可能になり、早期に本番環境への移行も可能に
なります。
GlassFish Portfolio をご購入希望のお客様は是非、弊社販売パートナーまで
お問い合わせください。
Java EE 6/GlassFish v3 Preview 版について
Java EE 6/GlassFish v3 Preview 版は本日より利用可能です。
下記の URL から 最新の Java EE 6 環境を入手し是非試してください。
http://java.sun.com/javaee/downloads/preview/
GlassFish v3 Preview は Java EE 6 (JSR 316) の仕様に完全準拠したサーバです。
GlassFish v3 は OSGi (Apache Felix) のモジュールシステム上で動作し、
Java EE 6 で利用可能になる Profile にいち早く対応します。
Profile は特定の用途に応じて必要となるモジュールを選択できる仕組みを提供します。
最初のリリースでは、Web アプルケーションを構築する際に最低限必要なモジュールを
組み合わせた、Web Profile を提供します。
Java EE 6/GlassFish v3 についての詳細は下記等をご参照ください。
JavaEE6/GlassFish v3 参考資料
最後に、今回の GlassFish Portfolio のアップデートで GlassFish v3 Preview が含まれることにより、
開発者の方々はいち早く Java EE 6 を試すことができるようになるだけでなく、正式リリース前に発覚した
問題にも Sun として正式に対応できるようになります。
是非、来たるべき Java EE 6 の正式リリースに向けて準備を始めて頂くと共に、
安心してお使いいただく事のできる GlassFish Portfolio を是非ご検討ください。
JavaOne の基調講演で Larry Ellison 登場
今日から JavaOne 2009 がサンフランシスコで開催されています。
先ほど、基調講演があったのですがかんたんに概要だけ報告します。
今年は小さな発表として JavaSE7, JavaEE6 がありましたが、
大きな発表としては、JavaFX, JavaStore となっていました。
技術的には目新しい物は発表されなかったというのが今回の基調講演の印象です。
JavaFX については昨年よりもさらに進化していてJavaFX on TVと
いったように、ブルーレイのように TV の動画編集などを 100% Pure JavaFX
で記述するデモ等が発表されました。
また、JavaFXの開発ツールについても進化していて動画処理における
処理状況を表示するプログレスバーを追加するデモをコードレスで
行っていました。
また、JavaStore も本日より利用可能になるのですが、
これは、iPhone 等のAppStore と同じように Java のアプリケーションを
JavaStore から購入できるような仕組みを提供します。
これによって、既存の Java 開発者の方はこのサイトに置く事が
承認をされると、自由に使ってもらうことができるようになります。
まだ、ベータ版なのでフィードバックをたくさん下さいと James が言ってました。
是非、日本の皆様もお使い頂いてフィードバックを頂ければと思います。
デモでは、Mac 上の JavaStore ツールからアプリケーションを選択し
ドラッグ&ドロップでインストール、配備等ができるようなデモを
行っていました。
Jonathan からの紹介はここで終わりなのですが Jonathan から最後に
社長になってから3年間の Sun のリーダとして定義を感慨深く話していました。
今までこのような事は言ってはいなかったので、彼の中で
社長としての最後の仕事を全うしたという事なのでしょうか。
Jonathan から Scott にバトンタッチをし、最後は
皆様がそして私が期待していた通り、Oracle の Larry Ellison が
登場し、今後の Java, JavaFX について2人で話をしました。
現在の Oracle のミドルウェアは全て Java 上で動くように作られており、
Java はすばらしいものだ。
Sun の開発者に敬意を払うと共に、今後も Java については今まで通りやっていく。
また、今年の JavaOne でも大々的に発表のあった JavaFX の他
OpenOffice や Java その物についても Larry としても
すばらしい技術で今後もクローズドにすることなく Oracle と
Sun で協力してこれまでと同じことをやっていくと名言していました。
この発表を聞いた聴衆は拍手喝采をしていました。
まぁ、これで Java, JavaFX については Oracle に買収後も
今までと同様に使えることが分かったので安心ですね。
早口で話をしている所を聞き取れなかった所もあるのですが
概要としては上記のような感じでした。
間違えた事書いてたらどなたかご指摘ください。
PS.
私は、今年も JavaOne に行けませんでしたので、日本から聞いてました。
写真は、Mac に映し出した映像を撮った物です。
生写真でなくすいません。
追記:
この記事を書いた後確認したらもう内容を見れるようになっていました。
基調講演のリプレイ