GlassFishのアップデートセンター
さて、GlassFishには本当に色々な機能がありますが、
アップデートセンターの機能がある事はご存知でしょうか?
今日は、GlassFishのアップデートセンターについて紹介します。
【アップデートセンターの実行方法】
GlassFishのアップデートセンターは下記のように
インストールディレクトリ配下に存在する、
[ $APP_INSTALL/updatecenter/bin/updatetool ]を実行します。
appserver1 > /sun/SUNWappserver91/updatecenter/bin/updatetool ; |
すると下記のような画面が表示されます。

タブの[ Available Software ]には、アップデート可能なソフトの一覧が
表示されます。2007年11月05日時点で下記のソフトがアップデート可能に
なっています。
● Web Technologies
ー JMaki 1.0
ー Jersey 0.2.1(RESTful Web Services)
ー Phobos 0.5.11
● JRuby on GlassFish 1.0
● Social Software
ー Weblog Server for GlassFish 1.0 Early Access 1
● Composite Applications
ー Open ESB Blueprints 1.0
ー Open ESB V2 Preview 3
● Identity
ー Access Manager 7.1 Patch 1 EA
ー Access Manager Blueprints 1.0
● Java EE 5 API Documentation
● Java EE 5 Samples
● Java EE Blueprints
● Portal
ー Portlet Container
ー Portlet Container Blueprints
ー Web Services for Remote Portlets
● Java EE 5 Tutorial
さて、ここで、GlassFishのアップデートセンターの生い立ちについて説明します。
実は元々、NetBeansのアップデートセンターを元に作られました。
そして、これは新規コンポーネントの追加や、既存コンポーネントの更新を自動的にできるツールとなっています。
また、開発者や管理者の方は新規コンポーネントや既存コンポーネントの利用が
可能になった時に、利用可能になった通知を受け取る設定も可能になっています。
[ Notify me when new updates or software are available ]

さらには、GlassFishの核となるコンポーネントに対するパッチ等を取得する事も可能です。
【開発者向け】
開発者の方たちはGlassFishのアップデートセンターに対する
自動チェック機能を有効にする事で最新のモジュールを即座に利用
する事が可能です。
【管理者向け】
取得するコンポーネントやパッチは、GlassFishのオリジナルサイトからのダウンロード
しなければならないわけではありません。
自分独自のアップデートセンターサーバを作成し、必要なファイルのみを配布する事も可能です。
これができる事により、例えば社内に多くのアプリケーションサーバを
抱えるような環境では、複数のアプリケーションサーバに対してシステムの
更新が非常に容易になります。(例:テスト用のアプリケーションサーバ1台に
更新モジュールを入れ様々なテストを行った後、一斉に他の残りのサーバに
対する更新も可能になります。)
独自サーバを作成する為にはサーバ側で、特定のディレクトリ構造を作成する必要が
ありますが詳細は下記のURLを御参照ください。(別途サーバの作り方を紹介します。)
GlassFishアップデートセンターの詳細
最後に、アップデートセンター機能の今後についてですが、
将来的には下記のURLに記載されていますが、アップデートセンターは
単にGlassFishのアップデートセンターとしてだけではなく、他の
ミドルウェアのアップデートも可能になるようです。
つまりアップデートセンターは将来的により汎用的に使える事になるんですね!!
アップデートセンター2.0
Update Center shipped with GlassFish and other middle-ware should offer uniform user experience. For
example, using the update center shipped with GlassFish, it should be possible to install other middle-ware
softwares that are part of SWI (Software Infrastructure) and vice-versa.
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