GlassFishのアップデートセンター

2007年11月5日 at 2:12 午前

さて、GlassFishには本当に色々な機能がありますが、

アップデートセンターの機能がある事はご存知でしょうか?

今日は、GlassFishのアップデートセンターについて紹介します。



【アップデートセンターの実行方法】



GlassFishのアップデートセンターは下記のように

インストールディレクトリ配下に存在する、

[ $APP_INSTALL/updatecenter/bin/updatetool ]を実行します。




appserver1 > /sun/SUNWappserver91/updatecenter/bin/updatetool ;



すると下記のような画面が表示されます。







タブの[ Available Software ]には、アップデート可能なソフトの一覧が

表示されます。2007年11月05日時点で下記のソフトがアップデート可能に

なっています。



● Web Technologies

 ー JMaki 1.0

 ー Jersey 0.2.1(RESTful Web Services)

 ー Phobos 0.5.11

● JRuby on GlassFish 1.0

● Social Software

 ー Weblog Server for GlassFish 1.0 Early Access 1

● Composite Applications

 ー Open ESB Blueprints 1.0

 ー Open ESB V2 Preview 3

● Identity

 ー Access Manager 7.1 Patch 1 EA

 ー Access Manager Blueprints 1.0

● Java EE 5 API Documentation

● Java EE 5 Samples

● Java EE Blueprints

● Portal

 ー Portlet Container

 ー Portlet Container Blueprints


 ー Web Services for Remote Portlets

● Java EE 5 Tutorial





さて、ここで、GlassFishのアップデートセンターの生い立ちについて説明します。

実は元々、NetBeansのアップデートセンターを元に作られました。

そして、これは新規コンポーネントの追加や、既存コンポーネントの更新を自動的にできるツールとなっています。

また、開発者や管理者の方は新規コンポーネントや既存コンポーネントの利用が

可能になった時に、利用可能になった通知を受け取る設定も可能になっています。

[ Notify me when new updates or software are available ]







さらには、GlassFishの核となるコンポーネントに対するパッチ等を取得する事も可能です。



【開発者向け】


開発者の方たちはGlassFishのアップデートセンターに対する

自動チェック機能を有効にする事で最新のモジュールを即座に利用

する事が可能です。



【管理者向け】


取得するコンポーネントやパッチは、GlassFishのオリジナルサイトからのダウンロード

しなければならないわけではありません。

自分独自のアップデートセンターサーバを作成し、必要なファイルのみを配布する事も可能です。 



これができる事により、例えば社内に多くのアプリケーションサーバを

抱えるような環境では、複数のアプリケーションサーバに対してシステムの

更新が非常に容易になります。(例:テスト用のアプリケーションサーバ1台に

更新モジュールを入れ様々なテストを行った後、一斉に他の残りのサーバに

対する更新も可能になります。)

独自サーバを作成する為にはサーバ側で、特定のディレクトリ構造を作成する必要が

ありますが詳細は下記のURLを御参照ください。(別途サーバの作り方を紹介します。)

GlassFishアップデートセンターの詳細



最後に、アップデートセンター機能の今後についてですが、

将来的には下記のURLに記載されていますが、アップデートセンターは

単にGlassFishのアップデートセンターとしてだけではなく、他の

ミドルウェアのアップデートも可能になるようです。

つまりアップデートセンターは将来的により汎用的に使える事になるんですね!!



アップデートセンター2.0



Update Center shipped with GlassFish and other middle-ware should offer uniform user experience. For
example, using the update center shipped with GlassFish, it should be possible to install other middle-ware

softwares that are part of SWI (Software Infrastructure) and vice-versa.

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Entry filed under: Application Server/GlassFish.

背景が透明なGlassFishの画像(GlassFish Image with transparent background) GlassFishのブース in Sun Tech Days 2007


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