Java EE 6 について JavaOne 2009 Technical General Session での発表
Java EE 6 のスペックリードである Robert Chinnici が
Java One 2009 の Technical General Session で Java EE 6について
話をしています。
実際の発表内容:27分30秒あたり
Java EE 6 については 2年程仕様策定等の処理を行ってきましたが、
やっとリリースが近づいてきました。リリース予定は今年の秋(9 月予定)
今回の Robert からの発表内容の概要は下記の通りです。
各ポイントについての詳細は別途記載する予定です。
ー Java EE 6 のポイント:
●柔軟性
開発環境、本番環境共に柔軟性を持たせる
●かんたん開発
Java EE 5 に引き続き
●プロファイル
用途に応じた機能を抽出しプロファイルとして利用
●プルーニング
不必要な仕様の段階的削除
●拡張性
3rd パーティのライブラリを最小限の設定で利用可能
ー 技術詳細説明:
● Self Register
WEB-INF/lib 配下のライブラリを自動的に自己登録可能
(3rd Party,OSSライブラリの再利用がかんたんに)
● web.xml のフラグメント化(オプション化)
Servlet, Servlet Filter, ContextListener等の記載は不要に
● JAX-RS (RESTful Web サービスの追加)
Web サービス以外でも利用可能
● JSF 2.0
Ajax 対応のコンポーネントライブラリが利用可能に
かんたんに Web ページの作成が可能に
● Asynchronus Servlet
クライアントからの長時間接続が必要なアプリ
サーバ側からの Push/通知が必要なアプリに有用
ハイスケーラビリティ
● Bean Validation
Bean のバリデーションをあのテーションでかんたんに条件指定が可能
● EJB 3.1
EJB 3.0 からのアップデート
シングルトンオブジェクトやタイマーオブジェクトの利用が可能に
ー デモ:
● GlassFish Tools Bundle for Eclipse
● アプリケーションの再デプロイ時に既存のセッション情報を引き継ぎ
● Web アプリケーション中で OSGi バンドルの利用
詳細は、別途報告できればと思いますが、概要としては上記のような内容でした。
Roberto の発表内容を今すぐ確認されたい方は上記の動画をご確認ください。
基本的には、今まで得られていた情報が多かったのですが、
GlassFish v3 から追加された機能である、アプリケーションの
再デプロイ時に既存のセッション情報を引き継ぐデモや、
独自の OSGi バンドルを作成し利用するデモは今まで情報が
少なかったので、是非自分の目でご覧頂ければと思います。
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