NetBeans 5.0 Official Release
NetBeans 5.0がリリースされました。
http://www.netbeans.org
この製品中には弊社の最新のアプリケーションサーバである、
Sun Java System Application Server 8.2がバンドルされたことをはじめとして
Weblogic 9やJBoss4もサポートされています。
また、開発において重要なファクタであるエディタも拡張されており
キーマップの変更もNetBeans4.1に比べると容易にできるようになりました。
変更点の詳細については下記のURLを御参照ください。
http://www.netbeans.org/community/releases/50/index.html
NetBeans5.0の起動画面は下記となります。
またデスクトップに生成されるアイコンも少し変更されました。
下記はJSFのコードを入力する際のナビゲーションの例です。
最後に少し触ってみた感想を書きます。
NetBeans5.0でJSFのアプリケーションを作成するプロジェクトを
作成してみました。
Fileメニューより [New Project] → [Web] → [Web Application]にて
プロジェクトを作成していきます。必要項目に入力に[Next]ボタンを押下すると、
下記の画面のようにフレームワークを選択する画面が生成されます。
下記の画面で[JSF]を選択し[Finish]を押下するとJSF用のプロジェクトが
生成されます。
ここで、プロジェクト中のファイルを確認するとJSFアプリケーションの作成に必要な
web.xml等が自動的に生成されていました。faces-config.xmlについては中身
(の定義のみ記述)が空のファイルが生成されていました。
NetBeansでJSFアプリケーションを構築したい場合、基本的には全て自分で
作成・設定をする必要があります。つまりどちらかというと玄人向の製品に
仕上がっています。
Creatorと比較すると、Creatorでは新規JSPのページを作成する場合、対応する
バッキングビーンとなるJavaクラスが自動的に生成され、faces-config.xmlにも
設定されます。
この辺りは、素人の方に対しては開発の敷居を非常に低くしてくれます。
しかし、逆にCreator2の仕様に縛られるため余分なファイルやコードが生成されます。
一方、NetBeansでJSPファイルを新規生成してもバッキングビーンの自動生成や
faces-config.xmlに対する自動追加設定は行われません。
しかし、余分なファイルやコードを取り除くことができます。
どちらが優れているかというのを申し上げることは困難なのですが、
ケースバイケースで製品を使い分けていただければと思います。
おそらく、デモのWebアプリを作成する場合、Creatorで雛形を生成すると
一からの手書きやNetBeansでの作成の場合に比べて格段に早くアプリを生成する事が
できるようになると思います。
仮に余分なコードやクラスを削除したいという御要望がある場合は、
NetBeans5.0でCreatorのプロジェクトをインポートし余分なコードを削除することで
全体のコードがすっきりとするかと思います。
NetBeans5.0には面白い新機能がたくさん含まれていますので、
是非、御使いいただければと思います。
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