GlassFishとEclipseの連携方法について
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さて、今日はEclipse 3.3の開発環境で、GlassFish v2を
使用できるようし、さらにjMakiのサンプルアプリを作って
動作確認を行う手順について紹介します。
今日のキーワード:Eclipse 3.3 + GlassFish v2 + jMaki !!
前提:
(1)pleiadesで既に日本語化されたEclipse 3.3の環境を使用します。
(2)既にGlassFish v2 (もしくはSJS Application Server 9.1)が
インストールされた環境でEclipse 3.3と連携の設定を行います。
(3)GlassFish v2マルチリンガル版は下記のディレクトリにインストール済みです。
/Applications/NetBeans/glassfish
(4)以降の設定手順はMac OS Xの環境下で行っています。
他のOSでは適宜ディレクトリ等を御変更ください。
それでは、早速Eclipse 3.3とGlassFish v2を連携させる手順について
進めて行きたいと思います。
手順
まず、Eclipseのバージョンを確認しておきます。
次に、メニューより「ウィンドウ(W)」→「パースペクティブを開く(O)」
→「その他(O)」を選択します。
すると、下記の画面が表示されます。
ここで、「Java EE(デフォルト)」を選択し、「OK」ボタンを押下してください。
すると、Eclipseの画面下部に下記の画面のように「サーバ」タブが表示されます。
この状態で、「サーバ」タブをマウスで選択しアクティブな状態にして下さい。
「サーバ」タブをアクティブにすると”サーバ”、”状態”、”状況”の項目が
表示されますので、”サーバ”の項目の白い部分で、マウスを右クリックして
下さい。
すると、「新規」ボタンが表示されます、さらに矢印の方向にマウスを
移動すると「サーバ」が表示されますので選択して下さい。
「サーバ」を選択すると上記の「新規サーバの定義」画面が表示されます。
ここで、「追加サーバ・アダプターのダウンロード」のリンクをクリックしてください。
クリックすると、リモート更新管理サイトより、自動的に追加用の新規サーバ・アダプタの
一覧を取得します。
この中で、「GlassFish Java EE 5 サーバ」の項目を選択し、「次へ > (N)」ボタンを押下します。
ボタンを押下後、下記のライセンス確認画面が表示されますので、内容を御確認の上、
「使用条件の条項に同意します(A)」のラジオボタンを選択し、「終了(F)」ボタンを
押下して下さい。
ボタンを押下すると下記の警告画面が表示されますが、「OK」ボタンを押下して下さい。
自動的にサーバ・アダプタのインストールが実行されます。
完了後、自動的にEclipseの再起動が行われます。
無事に、サーバ・アダプタのインストールが完了した後、再度
「サーバ」タブへ戻ってください。
「サーバ」タブ上で下記のように”サーバ”の項目の白い部分で、マウスを右クリックして下さい。
「新規」ボタンが表示されます、さらに矢印の方向にマウスを
移動すると「サーバ」が表示されますので、選択して下さい。
新規サーバを選択後、下記の「新規サーバの定義」画面が表示されます。
ここで、画面の内容を確認すると新たに「GlassFish」のアイコンが
追加されている事が確認できます。
そこで、この「GlassFish」ツリーを展開してみます。
するとバージョン毎に異なる3項目が表示されます。
この中で、システムにインストールされている適切なバージョンを選択して下さい。
ここでは、「GlassFish V2 Java EE 5」を選択し、「次へ > (N)」ボタンを
押下します。すると下記の画面が表示されます。
ここで、「アプリケーション・サーバ・ディレクトリ(S):」の部分に、
GlassFishのインストールディレクトリを指定します。
必要に応じて「参照 …」ボタンを押下し検索して下さい。
ここでは、前提で記載したように下記のインストールディレクトリを
指定します。最後に「終了(F)」ボタンを押下して下さい。
/Applications/NetBeans/glassfish
「終了(F)」ボタンを押下するとデフォルトの接続用の設定で保存されます。
設定完了後、画面下部の「サーバ」タブ内に下記の
GlassFishの項目が追加されている事を確認できます。
仮にGlassFishへの接続用の設定がデフォルトと異なる場合は、
「サーバ」タブより「localhost の GlassFish V2 Java EE 5」を選択し
マウスで右クリックして下さい。
いくつかの選択項目が表示されますが、「開く」を選択します。
「開く」を選択した後、下記の画面が別ウィンドウに表示されますので、
デフォルト値を変更する場合は、こちらから変更可能です。
さて、それではEclipseからGlassFishの起動を行ってみましょう。
起動方法:
画面下部の「サーバ」タブより下記の緑色のボタンを押下して下さい。
すると、「コンソール」タブに自動的に切り替わりサーバ起動時ログが出力されます。
正常に起動すると「サーバ」タブに自動的に戻り、「状態」が「始動済み」に変わります。
停止方法:
アプリケーションサーバが起動された状態(始動済み)で、「サーバ」タブ内の
赤いボタンを押下して下さい。
すると、起動時と同様、自動的に「コンソール」タブに画面が切り替わり、停止時のログを
出力します。
最後に「サーバ」タブをアクティブにし「状態」を確認すると、「停止」に変わっている事が
確認できます。
上記で、EclipseとGlassFishの連携設定手順は完了です。
jMakiアプリケーションによる動作確認:
ここでは、実際に簡単なアプリケーションを作って配備してみましょう。
今回は、せっかくですので、jMakiのプロジェクトを作ってみたいと思います。
EclipseにjMakiのプラグインを導入する方法は下記に記載されていますので、
下記のURLを御参考にして下さい。
https://ajax.dev.java.net/eclipse/index.html
まず、新規に「動的Webプロジェクト」を作成します。
「プロジェクト・エクスプローラ」より、マウスの右クリックを実行後、
「新規(N)」→「動的 Web プロジェクト」を選択してください。
「動的 Web プロジェクト」を選択すると下記の画面が表示されます。
ここで、プロジェクト名(jmaki-sample1)を記入後、「次へ > (N)」ボタンを押下して下さい。
ボタンを押下すると、下記の画面が表示されます。
ここで、「jMaki Ajax」のチェックボックスにチェックを付け
「終了(F)」ボタンを押下してください。
次に、JSPファイルを作成します。
「新規(N)」→「JSP」を選択してください。
選択すると、下記の画面が表示されますので、
ファイル名(index.jsp)を入力し「終了(F)」ボタンを押下します。
さて、index.jspが生成されたら、「スニペット」を使用し
jMakiのアプリケーションを実際に作っていきます。
今回は、最も簡単な動作確認のため、テキストフィールドに都市名を入力したら、
その都市に一致する地図をYahoo Mapから検索し表示するアプリケーションを作成します。
まず、「スニペット」より「Yahoo」を選び「geocoder」を
ドラッグ・アンド・ドロップでJSPのbodyタグ内にコピーします。
次に、同様に「スニペット」より「Yahoo」を選び「map」を
ドラッグ・アンド・ドロップでコピーします。
コピーして出来上がったコードは下記です。(※:ここまで一切コードを書いてません。)
上記だけで、最も簡単なjMakiサンプルアプリケーションは完成です。
そこで上に記載したコードが実際に動作するか、実行・確認してみましょう。
プロジェクトより、「実行(R)」→「1 サーバで実行(1)」を選択してください。
正常に、GlassFish上に配備され実行した場合、下記のような画面が
Eclipse上で表示されます。デフォルトは海外の地図が表示されていますが、
ここで、「Location:」のテキストフィールドの箇所に「TOKYO」と入力してみましょう。
すると、Yahoo Mapで東京の地図が表示される事がわかります。
如何でしょう?jMakiって簡単でしょ?
#まぁ、一番な簡単なデモにしただけなのですが。(^_^;)
jMaki に御興味のある方は是非下記のサイトへアクセスして見てください!!
http://jmaki.com
https://ajax.dev.java.net
本当は、EclipseでGlassFishの設定方法を紹介するだけの
つもりだったのですが、せっかくならと動作確認のためにjMakiを使いました!!
以上でEclipseとGlassFishを連携させるための手順について
説明しましたが如何でしょう?御役に立ちましたか?
恐らく上記の手順に従って設定を行って頂ければ問題は少ないと思います。
問題がない事を御確認いただければ、是非周りの方にもこの資料を御紹介して頂き、
是非周りのEclipseユーザの方にも薦めてみていただけないでしょうか。
余談:
普段、私はNetBeans 6.0 Betaを使用しているのですが、NetBeans 6.0とGlassFishの相性は
抜群です!!
下記の画面のようにNetBeansを使用すると開発環境の中からアプリケーションサーバ上の
リソース等も見る事ができるようになります。
つまり別途、管理画面(http://HOST:4848)にアクセスしなくても
ある程度簡単な事であれば開発環境下からできるようになっています。
一方現在の、EclipseプラグインはNetBeans 5.5.1やそれ以前の
バージョンと同様に起動・停止・デバッグ用に起動等、ごく限られた
機能しか実行できません。
そのため、デプロイしたアプリケーションを削除したり、
アプリケーションサーバのリソース等を見たい場合は、
開発者の方も、ブラウザを使用して(http://HOSTNAME:4848)に
アクセスして頂く必要がでてくるかもしれません。
ただし、極度の心配を抱く必要はありません。
マルチリンガル版をインストールするとヘルプも
日本語化されていますし、基本的な操作は非常に簡単にできるように
なっていますので、開発者の方も怖がらずトライしてみて下さい。
また、NetBeans 6.0自身も本当に良いできになっていますので、
まだ、試したことのない方は是非一度試してみてください。
Let’s try and enjoy GlassFish with jMaki on Eclipse!!
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