Archive for 2016年7月12日
Predix & Cloud Foundry on Microsoft Azure
2016年7月11日 、「米Microsoftと米General Electric(GE)が IoT分野で提携、Azure経由で「Predix」が利用可能」を発表しました。
Predixは、産業機械を監視および制御するためのプラットフォームで、産業アプリケーションの迅速な構築、安全な導入、効率的な運用を図る企業などがすでに採用している。これをAzure上で稼働させることで、企業はさらに、自然言語技術、人工知能(AI)、高度なデータ視覚化、企業アプリケーション統合といった強力な機能にアクセスできる。
Azure の Predix は、年内に開発者向けプレビューを発表し、2017年第2四半期に正式にリリースする。
GE の Predix は、Cloud Foundry 上で動作しますが、Microsoft Azure ではベースとなる Pivotal の Cloud Foundry もかんたんに構築できます。(90 日の評価ライセンスを提供)
Pivotal Cloud Foundry は、Java のマイクロサービスが可能な PaaS 基盤で、オープン・ソースの Cloud Foundry をベースとしています。Cloud Foundry を利用することで、高品質なソフトウェアの継続的デリバリが可能で、ビジネスをより迅速に進めることができます。
Pivotal Cloud Foundry が提供するサービス
- Pivotal Cloud Foundry Elastic Runtime – ビルド、デプロイ、管理、複数のアプリやサービスの操作が可能な実行環境
- MySQL Service – リレーショナル・データベース・ストア
- Redis Service – キー・バリュー・ストア
- RabbitMQ Service – メッセージング・サービス
- Spring Cloud Services – 高信頼 Java マイクロサービスの構築
- Apps Manager – 稼働中アプリ、リソースの使用状況、ログ、監視用のダッシュボード
ブログ記事
Pivotal: Pivotal の Cloud Foundry 関連ブログ (英語)
マイクロソフト:Azure で Cloud Foundry をお試しください (日本語)
環境構築手順の詳細はコチラ
Pivotal Documentation:Installing PCF on Microsoft Azure(英語)
BLOG.IK.AM : AzureにCloud Foundryをインストール (日本語)
世界のやまさ:Cloud Foundry を Azure で動かしてみる (日本語)
マイクロソフト:Azure Marketplace から Pivotal Cloud Foundry を利用
Marketplace のイメージは 1 つのインスタンスで、53 個の仮装マシンを利用します。(評価版にはサポートは含まれません。)仮に PoC を実施するために、エンジニアのアシストが必要な場合は、Pivotal もしくは、マイクロソフトの担当者にお問い合わせください。
事前準備:
Azure で Pivotal Cloud Foundry を利用するためには下記を準備してください。
- Azure のアカウント作成
- Azure アカウントでの、コア数制限の上限値変更 (推奨:100コア)
Pivotal Cloud Foundry のインストールにはデフォルトで 20 コア以上が必要です。 - Pivotal ネットワーク・アカウントの作成 Pivotal でアカウントを作成してください。プロファイルに記載される API トークンが必要です。
- 画面右上に存在する Edit Profile を選択してください。ページの下に API トークンが記載されています。
- Azure CLI もしくは Azure PowerShell をローカルのマシンにインストールしてください。
- Azure サービス・プリンシパルの作成 (TENANT-ID, CLIENT-ID, CLIENT-SECRET):
- For Linux/Unix: shell script
- For Windows: PowerShell CLI