GlassFish と Tomcat の違い Part 3

2009年3月17日 at 2:05 AM

今日は、Tomcat ユーザへ GlassFish のお薦めとして
違いと GlassFish の良さについて紹介します。

以前も、Tomcat の比較を書いたのですが中途半端だったので、
改めて比較して報告します。

過去の記事:
GlassFishとTomcatの違い Part 1.
GlassFishとTomcatの違い Part 2.

Tomcat は JSP, Servlet の参照実装として、世の中で非常に多くの
環境で使われてきました。
この Tomcat も元々、実は Sun と JServ のエンジニアに
よって作られた物なのですが、その魂はもちろん GlassFish にも
引き継がれています。

ポイント:
これまでのServlet, JSP の参照実装:Tomcat
これからの JavaEE の参照実装:GlassFish

2つの製品の最も異なる点は Tomcat は単なる Web コンテナで
GlassFish は Web コンテナだけではなくトランザクション管理や
リソース管理が充実し、EJB コンテナも含むという点です。
また、Tomcat は小規模環境には向きますが、GlassFish は
小規模から大規模環境まで柔軟に対応できるサーバなのです。
例えば Tomcat で、JSP, Servlet を動かすだけであればかんたんですが、
エンタープライズな環境に対応するためには、後から色々と
むずかしい設定を行ったり、別のモジュールと連携させるための設定などが
必要になります。

一方、GlassFish はオールインワンで提供されていますので、小規模から
大規模まで、ユーザのニーズに応じてサービスが成長した段階で、拡張を
柔軟に行うことができます。

Tomcat の選択理由:
一般的に Tomcat の選択理由として下記のポイントが言われます。

● 無料で利用できる
● 使いなれている
● Tomcat はインストールもかんたん
● Tomcat は使いやすい、設定が簡単
● 統合開発環境(Eclipse,NetBeans)との連携がかんたん(もしくは連携済み)

これは、Tomcat だけではなく GlassFish でも同様のことが言えます。

● 無料で利用できる
まず、Tomcat は無料で利用ができる。
この点は、GlassFish もサポートが必要の無いお客様は、
開発環境、本番環境を問わずご利用いただくことができます。

● 使い慣れている
この点だけは経験的な内容なので、GlassFish に早くなれて頂く他ありません。
決して操作は難しくありませんので、敷居が高いと思わずに気楽に試して
ください。

● インストール
次に、Tomcat はインストールも簡単。
確かに、Tomcat はファイルを入手し unzip するだけで利用できます。
もしくは、インストーラを実行してウィザード形式でインストールができます。

一方、GlassFish は OSS 版の場合下記の手順でインストールします。
(若干めんどう?でもたった4ステップです。)

OSS版の場合:
1. ファイルを入手
2. java -Xmx256m -jar filename.jar
3. chmod -R +x lib/ant/bin
4. lib/ant/bin/ant -f setup.xml

商用ライセンス購入されたお客様の場合:
商用版の場合、インストーラを実行(かんたんウィザード)
するだけでインストールできます。

ウィザードを使ったインストール方法のご参照:
SDC連載記事:GlassFishではじめるアプリケーションサーバのかんたん構築

OSS 版の場合、4つのステップが必要ですが、
いずれにせよ、インストールはそんなに面倒な手間はありません。
また、将来的に GlassFish v3 では OSS 版にもインストーラが付属したり、
unzip しただけで、そのまま使うことができるような方法も検討しています。

● 設定
まず、管理方法の違いについて比較してみましょう。
Tomcat の管理はすべて server.xml の XML ファイルの編集が必要です。
XML の設定内容をちゃんと理解していないと危険です。
例えば、8005 ポートにアクセスしてサーバの停止が可能なサービスが
デフォルトでオープンされていたりします。

<Server port=”8005″ shutdown=”SHUTDOWN”>

一方、GlassFish は GUI/CLI で管理を行うため
XML ファイルを直接編集する必要はありません。
XMLの構文を覚える必要はなく、GUI を使った視覚的に
分かりやすい管理画面でかんたんに管理ができるようになります。
また、管理画面へのアクセスも認証無しでは利用できませんし、
危険なポートもデフォルトでオープンされていませんので安心です。

● 統合開発環境との連携
Eclipse や NetBeans で開発を行っている方は Tomcat との連携が
簡単にできます。
GlassFish もまた Eclipse, NetBeans といった統合開発環境との
連携がかんたんにできます。NetBeans の場合はデフォルトで
GlassFish をバンドルしています。

Eclipse との連携については以前書いた下記のエントリをご参照ください。
GlassFishとEclipseの連携方法について

ここまで、Tomcat の選択する理由が GlassFish でも同様に
あてはまることを説明してきましたが、GlassFish は決して
敷居が高く、扱うことが難しいサーバではありません。

Tomcat で十分と思っている方が周りにいらっしゃる場合、
是非、食わず嫌いにならず試してください。

次回移行はもう少し細かい比較を行って行きたいと思います。

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Grizzly/GlassFish Comet はスケールする? GlassFish Tools Bundle for Eclipse v0.9.9リリース


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このエントリは個人の見解であり、所属する会社の公式見解ではありません

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