Archive for 2008年6月19日
今日よりRuby会議 in 筑波
先日のホットトピックセミナーや通常業務で忙しく
ここ1週間程ブログをアップデートできてませんでしたが、
書きたいことは色々とありました。
まず、イベントの御知らせです。
#といっても事前のチケット販売で完売らしいので
#今からの参加は難しいと思うので、少し残念なのですが。
今日よりRuby会議がつくばで始まっています。
片貝さんは今日からつくばに行かれています。
そして私も明日、明後日と筑波に行くことになりました。
#私は発表者ではありませんが、Sunのブースの辺りにいます。
#当日は恐らくこんなTシャツを来ているかと思いますので、
#もし見かけたら是非声を掛けてください。
#懇親会も参加予定です。
つくばは私が大学院の頃に1年程住んでいたので、
久々に筑波に行くことになるのですが、私が住んでいた
当時はまだつくばエキスプレスなんて物はなくて、
東京から高速バスを使うか、もしくは常磐線で
荒川沖駅まで行って、そこからバスで向かうしか
方法は無かったんです。
そう思うとかなり便利になった気がします。
今回は大学院時代の友人とも会う約束をしてますので、
久々のつくばとRuby会議を楽しんできたいと思います。
PS.
WASForum(Web Application Sercurity Forum) コンファレンス2008
が7月4,5日に開催されるようです。
Webのセキュリティについて御興味のある方は申し込みをされては如何でしょうか。
セミナーで使用したSailFinのサンプルアプリケーションの公開(クリック2ダイアル)
先日のホットトピックセミナーで発表した際に
使用したSailFinのデモアプリケーションを、
当日参加して頂いた皆様からのご要望にお応えして
ソースコード付きで公開することにしました。
アプリケーションとソースコードを下記のURLに置きました。
アプリケーションの動作方法も以降で紹介しますので、
御興味のある方は是非入手頂き遊んでみてください。
●ソースコード付きサンプル(NetBeans 6.1プロジェクト)
Click2Dial-Source.jar:ソースコード付きアーカイブ
Click2Dial.zip: ZIP版ソースコード付きアーカイブ
●発表資料
発表資料の入手はこちらから
実行前の事前準備(必要なファイルの取得):
●SIP Servletコンテナ : SailFin
SailFinの最新ビルドであるMileStone 4を下記のより
入手して、インストールしてください。
https://sailfin.dev.java.net/downloads/v1-MS4.html
●ソースコード付きサンプル(NetBeans 6.1プロジェクト)
Click2Dial-Source.jar
●SIP Client (SIP対応のソフトウェアフォン)
サンプルアプリケーションを動作させる為には
SIP Clientが必要になります。
フリーのSIP Clientとして下記のようなソフトウェアが
ありますので、それぞれ事前に入手しインストールしておいてください。
1. X-Lite(お勧め)
2. SIP Communicator
SailFinのインストールとJavaDB,SailFinの起動方法の紹介
SailFinのインストール方法
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SailFinに付属するJavaDBの起動
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SailFinの起動
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アプリケーションの動作
1. ソースコード付きサンプルの展開
入手したClick2Dial-Source.jarを展開します。
展開するとNetBeansのプロジェクトのディレクトリが
作成されます。
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2. アプリケーションの配備
まず、アプリケーションを配備する前に、
アプリケーションサーバ上にJDBCのリソースを作成します。
※注意: JDBCのリソースを事前に作成しないと正常に動作しません。
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次に、Click2Dial-Source.jarを展開すると展開したディレクトリ配下に、
distディレクトリが存在し、この中にClick2Dial.warファイルが存在しますので
確認してください。
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このファイルをコピーしてアプリケーションを配備します。
ドメインディレクトリ配下の「autodeploy」ディレクトリの下に
ファイルをコピーしてください。
※ ご安心ください。アプリケーション配備時にデータベースの
テーブルを自動的に作成するようにしていますので、これだけで
動くようになります。
アプリケーションの配備
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ファイルをコピーした時のサーバログ(ファイルコピーによる自動配備機能)
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3. Webアプリケーションの実行とユーザ作成
ブラウザよりSailFinが稼働するサーバに対して接続してください。
http://sailfin.japan.sun.com:8080/Click2Dial/
すると下記のような画面が表示されます。

ここで「新規ユーザ」のハイパーリンクを押下し、
すくなくとも2人のユーザを作成してください。


4. SIP Clientの実行(X-Liteの場合)
X-Liteをインストールした後起動してください。
まず始めにSIP Accountsの設定を行います。
「Add…」ボタンを押下してSIPの
アカウントの設定を行ってください。

アカウントの設定では下記のように情報を登録してください。
注意点としては「Domain Proxy」では「proxy」を選択し、
「Address」欄にSailFinが稼働するサーバ名
(もしくはIPアドレス)を入力します。

設定後「OK」ボタンを押下すると下記の画面が表示されます。

最後に「Close」ボタンを押下します。
ボタンを押下すると下記のように表示されれば
正常にFOOさんでREGISTERに成功しています。

5. クリックしてダイアルの実行
再度Webのアプリケーションに移動して
「社員名選択画面」にて電話を掛ける人
(X-Liteで設定したアカウント)でログイン
してください。
今回は「BAR」さんでログインします。
「BAR」さん=電話を掛ける人

ログインユーザ以外の人が登録をしている場合、
「接続可能ユーザ一覧」に名前と「接続先SIPアドレス」が
表示されます。
ここでは「FOO」さんが接続可能ですので、
「FOO」さんのリンクを押下してください。
すると接続相手(FOOさん)に電話が掛かる
ようになります。

6. ソースコードについて
作成したプログラムは、NetBeans 6.1(Mac OS X)で作成しています。
展開したアーカイブをNetBeansのプロジェクトとして読み込むと
リソースへの参照先が異なるためワーニングが一部出力されるかと思います。
その場合は、適宜御使用の環境に併せて参照先を変更してください。
※「ssa-api.jar」ファイルへの参照先はSailFinのインストールディレクトリ
配下の「lib」ディレクトリ下にあります。
ssa-api.jarファイルはSIPServletのライブラリを含むアーカイブです。
※ 作成したプログラムは2008/06月のホットトピックセミナーで
デモ用に作成した簡易プログラムです。
プログラムはデモ用に早くつくることに主をおいていたため、
かなり手抜きをしています。(特にJPAまわり)
本プログラムをどのように扱うかは御自身の判断で御使用ください。
サンプルですのでご自由にお使い頂いて結構です。
また、本プログラムを使用して発生した如何なる問題に対して
私の方で責任を負うことはできませんので、ご理解頂いた上で
ご使用ください。
(問題は起きないと思いますが、間違っても本番環境で、
そのまま使わないで下さいねってことです。)