Archive for 2008年8月20日
GlassFishのOSGi対応は今後も注目です。
実は、私もつい最近まで知らなかったのですが、
Apache Felix(ApacheのOSGiの実装)のプロジェクトの一員である、
Richard Hallが今月よりSunの正社員となって、GlassFishプロジェクトの
一員として、GlassFishのOSGiまわりを担当するようになったようです。
Richardのコメント
Richardの加入によって、来年リリース予定のGlassFish v3が、
そしてOSGi対応がとても良くなってくれることを期待しています。
● Apache Felix OSGiコンテナに迫る
●
JSR277とOSGiは一つになるか?
Dear Richard.
Well Come to Sun Microsystems & GlassFish Community.
Yoshio.
SOAって何? Part 3 ー IT基盤システムは柔軟性が必要
SOAのポイントとして「柔軟に」と書きましたが、
システムが柔軟である必要は何でしょう?
企業が抱える課題:
会社にとってビジネスは日々進化しています。
例えば、組織変更、会社買収、新規ビジネスの立ち上げ等。
そして経営者は、できる限り早急にその変化に対応し実際のビジネスに
集中し利益を上げたいと考えます。
実際にITシステムの導入、変更が遅れる事で
売り上げに直接影響を及ぼしてしまいます。
これを防ぐため、そしていち早くビジネス変化に対応するために、
IT基盤システム全体に「柔軟性」を持たせる必要があります。
例えば、積み木やブロックのように、システムを柔軟組み替えたり、
追加を行えるようになるといち早くビジネス変化に対応できると思いませんか?
(積み木で例えるにはちょっと厳しいけど)
SOAを企業のIT基盤に導入すると、システムを柔軟に組み替えたり
新しいビジネス要件(サービス)を柔軟に追加できるようになります。
少し脱線しますが、今までも開発者はプログラミングにおいて柔軟さを
求めモジュール化したり、言語仕様上、継承やインタフェース等
を使えるようにしてきました。
そして、Spring Framework等によりDIコンテナで粗結合を実現してきています。
つまり、開発者の方々はすでに柔軟性、粗結合をプログラミングレベルで実践し、
その利点を知っているわけですが、これをシステム全体、強いては、
IT基盤システム全体に置き換えて考えてみると、やはり柔軟性のある粗結合可能な
システムは変化に対して素早く対応ができるようになるわけです。
サービス化を考えて作られたシステムは将来その恩恵を受ける事が
できるようになるでしょう。
そしてSOAによって経営者が求める、ビジネスの変化にIT基盤システムも
早急に対応できるようになるでしょう。